2016年11月27日 修理・分解・工具

データのバックアップツール、iTunesとiCloudの違い

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データ消失は電光石火のごとし

iPhoneのトラブルにあったら無理に操作をしない

iPhoneがトラブルに見舞われたとき、真っ先に外観の状況や挙動のおかしいところが気になりますが、次に内部データがどうなっているかが気になるところ。iPhoneがなんとか操作できれば確認はできますが、操作を受けつけない状態になってしまうとあきらめてしまうほかありません。データを救おうとして無理に操作すると、誤操作を誘発しデータが消失・変化する恐れがありできるだけ触らないほうがいいでしょう。バックアップデータで対応しましょう。

Large thumb paku150710030659 tp v 出典: www.pakutaso.com

iTunesとiCloudの違いとは?

バックアップに必要な環境

iTunesとiCloudのバックアップで大きく違うのはパソコンやWi-Fi環境が必要かどうかというところです。
iTunesはパソコン(Mac、Windows)とiPhoneをケーブル接続してバックアップを行いますが、iCloudはWi-Fi環境があればiPhone端末単体でバックアップが行えます。iTunesをパソコンにインストールしてiPhoneとパソコンを接続しバックアップしますが、iCloudはWi-Fiに接続して自動もしくは手動にてバックアップ作業を行います。iCloudの自動バックアップは1日に1回行われますが、以下の条件下でないとなされません。iPhoneが電源に接続されているもしくは充電中、iPhoneがロックされていること、iCloudに必要な空き容量がある場合です。夜間などに自動バックアップが行われますが、ロック解除をしてしまうとバックアップは中止されます。
バックアップできる容量は、iTunesは手持ちのパソコンの空き容量までとなりますが、iCloudはAppleと契約したクラウドのデータ容量(最大2TBまで)となります。iCloudは契約容量が多いと料金も高額になり、データ量の多い写真などを多くバックアップしたい場合はiTunesを使う方が大半です。また、Wi-Fi環境がない人、Apple以外で購入したコンテンツが入っている人にはiTunesが適しています。
iCloudでは容量を圧迫しないようにデータを取捨選択してバックアップすることもできます。設定からiCloud→ストレージとバックアップ→ストレージを管理からバックアップしている端末を選択、バックアップしたくないアプリデータはスライドボタンでバックアップのオンオフができます。この容量管理をしていないと、毎日バックアップされていると思い込み、いざという時に用をなさないということがありえます。

Large thumb dog 1029342 960 720 出典: pixabay.com

バックアップできない内容

iPhoneのデータなら何でもバックアップできるかと思いきや、iTunesとiCloudでは保存できないものもあります。
両者に共通してバックアップできないデータは、Appleから購入したコンテンツ(購入履歴は残せるので後ほど再ダウンロード可能)、iTunesやiCloud内に既に保存したデータやコンテンツ、クラウド上に既に保存した写真、Apple Payの情報・設定内容、Touch ID(指紋認証)の設定です。
iTunesにはバックアップを暗号化するオプション機能があり、これを使うとiPhone上に保存したメールアカウント、一部アプリのパスワード、LINEのトーク履歴、Wi-Fi 設定、Web サイトの履歴、ヘルスケアデータがバックアップできます。また、この機能を有効にしたり、データの復元の管理はパスワードを使うので忘失には気をつけましょう。
iPhoneが端末交換となったり、機種変更した場合でもすぐに使えるようにできるのはiTunesのバックアップです。iTunesはデータの入ったパソコンまでiPhoneを持っていく手間がかかりますが、さまざまな設定やパスワードなども復元されるので、バックアップする前のiPhoneとほぼ変わりません。iCloudは条件が揃えば外出先でもバックアップや復元が可能なので、なんらかのトラブルにあってもひとまず復旧をさせたい、という場面(Appleストアの修理返却後すぐに仕事で使いたい、など)に適しています。

iCloud のストレージプランと料金

先ほどiCloudのバックアップはAppleと契約した容量までできると説明しました。
iCloudに登録すると無料で5GBの容量が使えます。しかし、普通のユーザーにとっては容量が不足するので、より大きな容量が使えるプランを契約することになります。
iCloudはデータの保存容量を有料でアップグレードできます。料金システムは月ごととなっており、以下の料金がかかります。(年間プランを現在契約している方は例外)
50GB:月額130円
200GB:月額400円
1TB :月額1300円
2TB :月額2500円

ほとんどの人が利用されるのは50GBプランでしょうか。200GBあればちょっとしたパソコン並みの容量なので必要十分だと思います。

バックアップやデータ復元ができないときの解決法

バックアップ作業前に行うこと

ここで、iPhoneのバックアップやデータ復元ができないときのトラブル解消のヒントを紹介します。
基本的にiOSやiTunesは最新のものにアップデートしてから作業を行います。また、アプリに関しても最新版にアップデートしてから行わないとエラーが生じることがあります。
また、iTunesの暗号化のパスワードは忘失しないよう、物理的にノートなどに書きとめてなくさないようにします。パスワードをデータとして端末に残しても参照できなくなる恐れがあります。
以下、個別のバックアップツール別に解決法を見ていきます。これ以外の複雑なトラブルが起こった場合は、Appleのサポートに相談をしてみてください。

iCloudの復元に関するトラブル

iCloudのバックアップのトラブルは、確実なWi-Fiや電源接続を行うこと、ストレージ容量不足の解消、エラーメッセージに該当する手順を実行することで解決します。

『復元中 (350/1200)』などのメッセージ:
写真データがまだ復元中と考えられます。処理が完了するまで、Wi-Fiと電源接続を継続します。

グレイ表示されるアプリや、読み込みに時間がかかるアプリ:
Wi-Fi接続に問題がないことを確認し、該当するアプリをタップしてバックアップを中断、もう一度タップして再処理を試行します。
それでも改善しない場合は、該当アプリに何らかのトラブルがあると考えられるので、アプリを削除し再度インストールし直してください。

『一部の App またはコンテンツは、iTunes Store または App Store での取り扱いが停止されているか、別のアカウントで購入されたか、または、コンピュータから同期されたものであるため、復元できません』:
複数のApple IDで購入したコンテンツがバックアップデータの中にあると、複数のApple IDのサインインを要求されますが、パスワードを思い出せなかったり自分のApple IDアカウントで購入をしていないと上記エラーメッセージが表示されます。
バックアップしたいコンテンツがパソコンの iTunesに保存されている場合は、iTunesとの同期作業を行い、コンテンツの復元をしてください。

iTunesのバックアップや復元ができないとき

パソコンを使用するので、iPhoneだけでなくパソコンやパソコン内部の問題も考慮する必要があります。

iPhoneの接続を認識しない:
USBポートの異常やケーブルの異常の可能性があります。他のUSBポートや他のケーブルでの接続を試してください。
それでも難しい場合パソコンの再起動を試み、できない場合は別のパソコンがあれば試します。
⇒不可能の場合、iPhoneの故障が疑われます。

Windowsパソコンで、iTunesが反応しないorバックアップがいつまでも終了しない:
パソコンにインストールされているセキュリティソフトとの相性の関係で正常動作しないことがあり、まずセキュリティソフトのアップデートを行い、改善しない場合はセキュリティソフトの無効化やアンインストール、別のセキュリティソフトの導入を検討してください。ただし、判断は自己責任にてお願いします。

エラーが起きた…のメッセージ:
エラーが起きたためiTunesでデバイスをバックアップできないとのメッセージが表示される場合、iOSが古いバージョンであることがあります。最新版にアップデートした上で、バックアップデータのアプリが最新版にアップデートされているか確認してください。App Store内のメニュー、アップデートから確認できます。

突然の故障でバックアップが難しいときにはiPhone修理専門店に相談

iPhoneはバックアップツールが充実していますが、面倒だったりタイミングが悪かったりして、購入したアプリや音楽、写真がバックアップできていないこともあります。そんなときにiPhoneの修理が必要になったら…。iPhoneが壊れて出費がかさむ上、大事な思い出までも消えてしまうなんて大ショックです。
そんなとき、ものは試しに街中のiPhone修理専門店に相談してみてはどうでしょうか。
Apple公式の修理の対象外になってしまいますが、修理専門店の修理は交換修理をしないのでデータが初期化されません。水没したiPhoneの修理をしているところや、なかには失ったデータの復旧や復元修理を行っているところもあるようです。過度な期待は禁物ですが、データの復活のために検討してみてはいかがでしょうか。


シルバーガレージではこちらの店舗でiPhone修理を行っています。

iPhone修理の際には是非お越しください!

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